のんchan

パリのどこかで、あなたとののんchanのレビュー・感想・評価

パリのどこかで、あなたと(2019年製作の映画)
4.0
踊りにも精通しているセドリック・クラピッシュ監督。
今作の中でもダンスが良いところで絡みます。

大好きな『ブエノスアイレス恋愛事情』に激似。観てる人はピンとくるハズ。
相性バッチリなのにすれ違ったまま出会えずにいるアラサー男女。

こちらはパリが舞台。隣のアパートに暮らしている30歳の2人。

メラニーはガン治療の研究者。別れた恋人のことを引き摺りながらも仕事に追われる日々。いくら眠っても寝足りない悩みがある。
一方、レミーは巨大倉庫勤務。機械化が進み大勢の人間が解雇された中、自分だけ昇進した罪悪感のストレスを抱えていて眠れない日々。

外国あるあるだが、2人それぞれがセラピーに通い始める。
私に言わせたら、メラニーのカウンセラー室の落ち着かない柄物の壁紙にカーテンに絨毯。長椅子に掛けるカバーまで柄物でイライラする。
またレミーのカウンセラー室は無機質すぎて壁の絵を見てると精神が病みそうなのに、引退間近の年配セラピストと膝寄せ合って真向かいで話す。
どちらも効果はなさそうなのに...

流行りのマッチングアプリにそれぞれ登録するのだが...
それぞれが家族に問題を抱えているのが判っていく...

建物の玄関から同時に出たり、並んで歩いても目に入らない。
お互いの行きつけの食料品店のオヤジが面白い。米を勧める時「日本の魚沼産に限る🌾」てのが新潟出身としたら上がった⤴️キッカケもそのオヤジ🤫

2人のキャストがなんともちょうど良い親近感というか、超イケメンでも飛び切りの美女でもないところ。普通っぽさが観る者に共感を与える気もする。

名作や話題作も良いけれど、個人的に心弾むのは、この手の好みの作品に出会えた時。
あ〜好きだな〜💕
登場した白猫がキュート🤍
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