HAYATO

ラブ&モンスターズのHAYATOのレビュー・感想・評価

ラブ&モンスターズ(2020年製作の映画)
4.0
2024年25本目
Only on Netflix
『メイズ・ランナー』シリーズのディラン・オブライエン主演作
モンスターと化した生物に世界が支配されてから7年が経ち、元恋人・エイミーとの再会を目指すことを決意した青年・ジョエルは、安全な地下での暮らしを捨て、危険な世界を突き進む。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのマイケル・ルーカー、『グレイマン』のジェシカ・ヘンウィックらが共演。
第93回アカデミー賞で視覚効果賞にノミネートされただけあって、人類の化学兵器によって巨大化した生物を表現したCGのクオリティが素晴らしく、気持ち悪いビジュアルと恐ろしい生態を見て、現実世界の虫やカニがこんなにデカくなくて良かったなと心底思った。
次々モンスターに襲われるジョエルが、旅の途中で出会った心優しい師匠からの金言を生かし、相棒犬・ボーイとの見事なコンビネーションで危機を脱していく展開が楽しい。
多くの試練を乗り越えたジョエルは、見違えるほど成長し、完全に劣等感を克服したように見えた。
エイミーとの恋愛模様は意外な結末を迎えたけど、かつて一緒に暮らしていた仲間の大切さを思い出す様子に心温まった。
本作の「たとえ世の末でも諦めるな。」というメッセージは、コロナ禍で落ち込んでいた公開当時の人々の背中を押してくれたと思う。
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