おもちゃ箱をひっくり返したような映画だな。それにしては暴力シーンがちとエグいけれど・・・
プラバースさん、バーフバリよりチャトラパティの方がはまっている。
シュリヤー・サランさんはラジニの『ボス その男シヴァージ』で初めてみたけれど、こっちの映画の方が古いのね。
ダンスシーン多めの南インド映画の常として前半は結構退屈していたのですが、後半は楽しかった。
お話は典型的な母もので、終わり方にはちょっと無理があったけれど、ラストのメイキングが良かったのでみた努力は報われた。
バーフバリの原型的なチャトラパティ・コールとか面白かったけれど、昔ながらの定番ネタを重ねている、特に変わったところもない映画の中に歪な感じで新しいものやキレのいいダンスシーンが入ってくるのが面白かった。
お世辞にも完成度が高いとは言えないけれど、ネタ的に面白いし、将来の可能性やラージャマウリ監督の指向も見えるのでバーフバリのファンの方には必見ではないでしょうか。
一般上映は難しくとも、DVDや特集上映にかけても良いのではないかと思いました。
ダンスシーンのキレの良さはバーフバリ以降のプラバースさんのよりいいかも。シュリヤーさんがダンスの名手だから、というのもあるのでしょうが・・・
シュリヤーさんのちゃっかりタイプの気の強い女性役を見るのは初めてでしたが、よくはまっていました。
私は最後のダンスシーンとエンドロールのメイキングとサメのCGが好きでした。エンディングでスコア少しアップしてます。
見終わった後に同じ配信先で『マガディーラ』の冒頭もみたんですが、まるで別物のように洗練されていて、たった3年でこれ？と驚きました。
正直私はプラバースさんのラインよりチャランさんのラインの方が好物です。
RRRが好きな人はエンドロールは必見。配信最終日なのでそれだけは見て！
次はNTR jr.さんの映画見よう。
