タナキク

映画 太陽の子のタナキクのレビュー・感想・評価

映画 太陽の子(2021年製作の映画)
3.8
間もなく終戦の日(8/15)を迎えるのでこのタイミングで、と思い鑑賞しました。
当時、京大にて秘密裏にて進行していた核分裂エネルギーによる新型爆弾開発の話です。

何のための研究か?この開発の意義は?
関わる人それぞれが葛藤を抱えながら進行するストーリーはだんだんと胸が締め付けられます。
今を生きる自分は歴史の事実としてアメリカが原子爆弾を作って広島と長崎へ落とし結果としてこれが終戦(敗戦)の決定打となる事を知ってます。
ただその新型爆弾を日本でも作ろうとしていた事の事実は知らずに今まで生きていました。
歴史を知るという事は未来への出来事に繋がる、そしてそれを変えていけるのが今を生きる人間という事を考えさせられました。

本作品は出演キャストの演技力も素晴らしく表情、仕草などで思いが十分に伝わりました。
『未来の話しをしよう』この言葉には泣かされました。
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