赤いふぁるコン

映画 太陽の子の赤いふぁるコンのネタバレレビュー・内容・結末

映画 太陽の子(2021年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

現実に起こっていた原爆開発競争。
日本もソ連も、最初に開発していたら、意気揚々と使っていただろう。
三浦春馬は特攻に行く前提で家に戻っているだろうに、そのことは決して言わない。柳楽優弥は原爆を兵器として使うことの恐ろしさは想像できるはずだが、開発成功のことしか考えられなくなっている。有村架純は戦争しても何も良くならないと気付き、先のことを考えることで何とか平静を保っている。戦争のことだけしか考えられなくなっている男性と、平和な未来を思う女性。
最後に柳楽優弥は取り憑かれた行動を取ってしまうが、母のおにぎりで人としての気持ちを取り戻す。
戦争は悲劇。そのことを改めていろいろと考えさせてくれる。映画の中で説明が少ない分、捉え方は人それぞれだと思う。時間を置いてまた観たい。