今は亡き三浦春馬さん。
正直ずっと演技下手やなって思ってたけど本作は今まで観た作品の中で1番の演技やったんじゃないかと思う。
それだけにとても残念やと思うけどそれはそれで作品の良さとは無関係。
実際に戦争を体験した人達が少なくなって来る中で悲惨な過去を繰り返さないためにも語り継いでいかなければいけないと思う中で
最近の第二次世界大戦を題材にした日本映画ってソフトに出来すぎているところにやや違和感を感じる。
本作の中で出発する我が子の為にお母さんがおにぎりを握るっていう印象的なシーンがあるけど
敗戦年の8月の時点であんなに大きなおにぎりを握れる家庭はとても裕福なはず（父親が軍人という設定なのでそこそこ地位のある軍人だったと推測）やけどそういう描写がないから
これが一般家庭やと思ったら大間違い。
作品としては良く出来ていると思うし
演技力の高いキャストが揃っているので見応えもある。
でも何が伝えたいかという部分が分からないし、実験内容だったり調査シーンだったりに設定の無理さを感じていまいこの点数。
