アカデミー賞ノミネートの短編映画
娘とともに、妻に結婚記念日のプレゼントを買いにヨルダン川西岸へ向かうパレスチナ人の男性の話
辛かった、映画でこんなに緊張した24分は初めてだ。
同じ人間に対してどうしてこんなことをできるのか理解できない。ただただ娘ちゃんが可愛くてかわいそうで、彼女の存在に救われる。
でもこれもこの地域の複雑な問題のほんの一部しか切り取っていないから実際にイスラエルに行ってみたいというのが最近思うこと。
パレスチナ人、アラブ人への差別ってどれくらいのものなのかって現地に行かないと分からないとはずだから。
パレスチナ人の彼も彼で結婚記念日とは思えないくらいムスッとしてたな。そもそも検問所があること自体への怒りはあるだろうしそれは当然だけど、わざとイスラエル兵を怒らせるような態度をとる理由が分からなかった。Aviと知り合いなんだったら彼とはそこそこいい関係を築けているわけだから、それなら他の兵ともうまくできないものなのかな…と思ってしまった。
明らかに兵を挑発するような言動をして娘に睨まれて止めるとことかちょっと大人気なかったし。
そういうお父さんだったから余計娘の幼いながらも全てを見ていて知りすぎている瞳が悲しかった。