アラシサン弐

シカゴ7裁判のアラシサン弐のレビュー・感想・評価

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)
4.2
個人的に60年代後半のヒッピーカルチャーが好きで、当時のムーブメントやベトナム戦争の背景を何となく心得てはいた気でいたけど、裁判がここまで無茶苦茶だったとは。

アビーの「窓の外だけで60年代が繰り広げられていた」っていう台詞が鮮烈だった。
戦争してる偉い人達は、窓の中で平和に談笑しているのに、戦争を反対している群衆は窓の外で危険に冒されているという対比が何とも皮肉。

暴動の場面でドキュメンタリータッチになったり社会派な要素が勿論多いのだけど、小洒落た台詞と「いや、こっからどうやって逆転するの?」っていう裁判の展開もスリリングで、娯楽映画としても楽しめた。

裁判モノは検事VS弁護士の口喧嘩がアツい。
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