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シカゴ7裁判のkaitomoのレビュー・感想・評価

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)
4.3
暴動を煽ったという罪で、反戦集会等の活動家達が起訴され、法廷に引っ張りだされる。しかし、そこで待ち構えるのは、腐れ判事が牛耳るクソ法廷だった!
社会的に深刻な背景がありながらも、軽快な演出とテンポの良い気の利いたセリフの応酬でエンタメ作品としてもメチャクチャ面白い。終盤に弁護士とトムのやりとりで話される真相のところ、迫真だった。
判事にはイラつきっぱなしだが、法定侮辱罪の濫用に臆することなく、飄々とした態度を取るアビーや、正面から正論でぶつかる弁護士がカッコよかった。
検事側のジョゴレビさんも強敵ながら、判事のふるまいにはドン引きしてて、飽くまでも仕事として割り切ってやってるという、共感の持てるキャラクターだった。
描かれないので分からないが、控訴審はマトモそうで良かった…。
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