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シカゴ7裁判のparaのレビュー・感想・評価

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)
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Netflixオリジナル作品 期間限定上映

ベトナム戦争下、反戦抗議活動する若者たちが、1968年シカゴで行われた民主党大会中に起こしたデモから発展した暴動と
その騒動の首謀者とみなされ共謀罪で逮捕・起訴された若者たちの実際に行われた裁判の映画化。

暴動はジョンソン大統領時代。
国内の混乱に、この後共和党ニクソン大統領が選出されて、アメリカはベトナムから撤退する。

【感想】
アメリカという国を観る時間でした。
特にラスト。アメリカだなぁと思いながら。(感動シーンなのだろうけど、逆に冷めた目で観てしまいました。)
全く大義のない、ベトナム戦争という泥沼にはまったアメリカ。反戦運動と混乱で自ら終止符を打つところもアメリカ。

暴動自体は良くないことだけど、
悪名高き(らしい)シカゴ7裁判…
政府の思惑での起訴も問題だろうけど、
政府の意向を汲んでいるとしても、判事が違う人ならこんなことにならなかったのでは??と思いながらの鑑賞。なのでそこまでの感動はなく。。。

テンポがすこぶるよい。
黒人差別にも触れていたけど、今でもそうなのだから当時は相当だっただろう。

エディ・レッドメインが裕福な血の気の多い青年(適役)、
ジョセフ・ゴードン=レヴィットの検事も素敵。
俳優陣ではサシャ・バロン・コーエンが良かった。(エンドのクレジットを見る限り、制作にも関わっていた模様)

エンドで流れた音楽、♪Hear My Voiceが良かった。
俺の声を聞け!
いや、私の訴えが聞こえていますか?かな?

この映画で1番印象的だったのは…
戦死する兵士が多かったため、徴兵増員するのに
月日が書かれたくじを引いて、誕生日で徴兵していたこと!!
これが今日の収穫。
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