Shirorin

シカゴ7裁判のShirorinのレビュー・感想・評価

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)
4.0
1969年。
シカゴの民主党大会で会場周辺でデモ活動し暴動を企てたと逮捕された8人の裁判が開かれる。これは正当なデモなのか、暴動を扇動した犯罪者なのか、アメリカの司法が裁く…というストーリー。


連邦検察官リチャード・シュルツを演じるジョセフ・ゴードン=レヴィットと、トム・ヘイデン役のエディ・レッドメイン観たさで😆

初めっからシュルツは、「起訴に値しない」とキッパリ言い切っているのに、司法長官の命令で半ば強引に裁判を担当させられる…。

童顔なのに娘2人連れてパパしてるとこにちょっとキュン💗
ラストのトムの演説に席を立つシーンにジーン😢
裁判では敵役だったけど、やっぱりイイ人や〜💕


判事のジュリアス・ホフマンには、本当にムカついた💢こんな不公平で理不尽な裁判を判事ともあろう人がやっていいの⁉️

黒人のボビーには明らかに差別をし、発言すらさせない。せっかくクンスラー弁護士がうまく攻め込んだ証言は記録からまるまる削除‼️とやりたい放題😡

勇気を出し出廷したクラーク前司法長官は予備審査扱いで、陪審員には聞かせないなんて、横暴もいいとこ💢


登場人物が多く、テンポがかなり速く、アメリカの歴史についても勉強不足なので、この作品を半分くらいしか理解できてないと思うけど、それでも面白かったし、ラストの爽快感は堪らない😆

シカゴ7の1人、ポッチャリパパのデヴィッドが息子に「暴力はしない。平和的な抗議をする」と何度も言っていたのに、裁判でつい抵抗してしまった時の本人と息子のショックは、私も同時にショックだった…😱

けど、ラストのトムの演説に立ち上がる息子くん。私もみんなと一緒に立ち上がって拍手👏したくなりました😆

拍手喝采の中、悔しそうに判事が叩き続けるハンマーの音がかき消されていく様には溜飲が下がった😊


「The whole world is watching!
世界が見ている!」


もう一回見てさらに理解を深めたい作品。
Shirorin

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