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シカゴ7裁判のoggyのネタバレレビュー・内容・結末

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

自分自身の知識・理解力不足で100%は楽しめてないな、というのは分かったけど、それでも十分に見応えがあった。

クンスラーが本を叩きつけるところ、ただのうまくいかないことへの"苛立ち"というよりも、法廷において絶対であるはずの法律がめちゃくちゃにされてることへの"怒り"が滲み出てたのが印象的。カオスを極める法廷の中で、一番ちゃらんぽらんに見えるアビーが「文脈を無視すれば、言葉はいくらでも好きなように解釈できる」と法の真髄を言い当てるのも良かった。

いかにも映画的だったけど、それでもやっぱりラストが最高。
何のために戦死者の名前を全て書き残すのか?なぜ反射的に立ち上がってしまったか?誰のための裁判だったのか?もっとも"端的な"回答に違いない。
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