グリーンペンギン

サン・セバスチャンへ、ようこそのグリーンペンギンのレビュー・感想・評価

3.0
久しぶりのウッディ・アレン監督の作品。
懐かしい友人から手紙を受け取った感覚。
以前は一年に1本観られたのだが…

オープニングクレジットからなんとなくそれらしい
人生100年時代と言われる中、ウッディ・アレン自身によりフォーカスした視点からのお年寄り賛歌。
懐かしい作品へのオマージュは分かりやすくモノクロで表現し、多くの日本のファンのために黒澤作品まで言及している優しい心使い。
いくつになっても人に恋する心は持ち続けたいが、俯瞰する目も必要だろう。
単なる自己中のお年寄りにはなりたくないな。

次作も完成しているようだが、日の目を見る日が来るのだろうか?
昔の名前で出ていますだけでは厳しいかも。
でも、私は手紙を受け取りに観に行きますが…