グリーンペンギンさんの映画レビュー・感想・評価

グリーンペンギン

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あまろっく(2024年製作の映画)

3.5

設定は面白いし、特に悪い人も出ず、ハッピーエンド的でほっこり観ることが出来る映画かな。
しかし、リアリティが乏しく、ご都合主義的にも見える。
20で結婚ということは、市の窓口に立っている時は10代で、
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.2

原爆に関する捉え方は、落とす側と落とされる側では論理が異なるのは当然。
現実社会で、その使用を力説する国もある。
この作品はオッペンハイマー個人の特性や苦悩を訴えているのだが、あまり響かない
事実はそ
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愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)

4.1

ジョルジュ・ドンのボレロを大画面で観たくて鑑賞。
しかし期待していた時の踊りとは少し違っていたかな。
4家族の世代超えたボレロであるが、他にも有名な人の話を混ぜていたような感じ。
昔のリドは懐かしいが
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

3.5

現実社会で、悲惨な事件は多い。
聞こえない声・発することができ声・無視される声などが渦巻いている。
無くすことは難しいが少しづつではあるが、子供への虐待・トランスジェンダーの生きにくさへ社会は変化しつ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.7

日本が誇るキャラクター、ゴジラ。そして世界に誇る技術力。

今の時代にふさわしい素晴らしい、反戦・命の尊さを訴える作品である。

特攻隊員として若い命をささげた方がいるから、今の日本がある。
100歳
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.1

日本贔屓のヴィム・ヴェンダース監督が日本男児たるものが持っているだろう矜持を示したのだろう。

寺の修行僧のように便所を丁寧に掃除し、古書を読み規則正しく生活をする。
侘び寂びの世界に生き、山水画なら
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サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

3.0

久しぶりのウッディ・アレン監督の作品。
懐かしい友人から手紙を受け取った感覚。
以前は一年に1本観られたのだが…

オープニングクレジットからなんとなくそれらしい
人生100年時代と言われる中、ウッデ
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僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

3.5

「どうして私の言うことをわかってくれないの?」
「あなたのためを考えてのことなんだよ!」
気にも留めないことや無視することに比べ、お節介を焼くことは悪くはない。
善意の行動は素晴らしい。
ただ、自身も
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.0

関東生活もある関西人ですが、なんだかピントが緩く少しずれている感じがあり腹からは笑いにくい。
箸が転んでもおかしい年頃の人たちの同情的クスクスしか聞こえなかった。
全国47都道府県皆、埼玉的要素がある
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アメリ デジタルリマスター版(2001年製作の映画)

4.5

22年前の上映時は観たいと思いながら見逃していた。

人にはそれぞれの違いがあり、それが個性で素晴らしいもの。
他者の為に行うことは最終的に自分に帰ってくる。
情けは人のためならず的な話はよくある。
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私がやりました(2023年製作の映画)

3.5

売れない新人女優・駆け出し女弁護士・過去の女優が有名映画プロデューサー殺人に、ここぞとばかりに「やってました」と。
設定が面白い。
1935年と言えば、第2次世界大戦前でフランスにおいても女性に選挙権
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

実験的な構成・演出と捉えることことは出きるが、途中がプッツンプッツン切れて、大切なところが見てる人のご自由にのようにも取れる。
それぞれに個性があり、また集団として家族の個性があるのは良いが、社会性が
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沈黙の艦隊(2023年製作の映画)

2.9

防衛省・自衛隊の協力による物に対するリアリティは感じる。
制作にも苦労はあったと思う。
ただ、今の世界を見れば武力による戦争・侵略、核の脅威は現実に存在する。
当然、日本も世界の中での立場がある。
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

4.4

主人公のマリオン・バルボーをはじめ皆本当のダンスの実力者。
クラッシック・コンテンポラリー・ブレイキン、すべて一流の踊り。
また作品全体にユーモアが溢れ、いっちょこ前哲学的でかつ単純な人たち。
希望を
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.1

MX4Dで鑑賞。
正に疑似体験できる映画。
映画の鑑賞方法も作品によって変わる時代かな。
ただ、自分の感覚では揺さぶりが入るところで入らないことが数回。
これもなんだか微妙な感覚。
ストーリー的には、
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.4

初めてのME4Dでの鑑賞。
少し驚きました。
遊園地の乗り物に乗りながら、映画を体現する感覚。
イーサン・ハントたちの動きに合わせた椅子の振動や小突き、風・ミスト・香り・閃光などで今までとは違った映画
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大名倒産(2023年製作の映画)

4.1

悪徳商人や役人は現在も跋扈し、大名倒産的なことも行われている。
それを上手く時代劇コメディに置き換えて楽しめる作品。

神木君推しの方でなくとも癒しにもなる作品かな。

役者が揃っており、それぞれが表
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.5

主題歌が流れるだけでワクワクする。
このようなシリーズ物は数も多くなく貴重だ。
ただ、それは過去作品を楽しんできた者にだけ与えられるのだろう。
内容的にはChatGPTに数語を入れるだけで簡単に出てき
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テノール! 人生はハーモニー(2022年製作の映画)

3.7

趣の違うものが融合することで新たな何かが生まれるかと少し期待したが…

ある種の成長ストーリーであるがシンプルで平和的。
音楽やオペラ座の映像にずいぶんと助けられている作品かな。

ラッパーとしての実
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.2

映像と音楽を一致させるような工夫が随所にみられ、クラッシック好きにも違和感なく十分にこたえられる作品。
実存する音楽家・作品・オケなどもうまく取り入れ現実味加えている。
また今どきのアカデミーが好むよ
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マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

4.3

オードリーヘップバーンをスクリーンで見るだけでもなんだか心が和む。
それはオードリースタイルという生き方を実践してきた人柄によるものだろう。
午前10時の映画祭という企画によるものだが、
昨日はチャー
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.1

現代社会において、どこにでもまた何にでも、身近であろうがまた地球の裏側だろうが、自分の考えを超えてしまっていることは無数にある。
無視をするべきなのか果敢に挑んでいくべきなのか、葛藤の中に何かを見いだ
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サイド バイ サイド 隣にいる人(2023年製作の映画)

1.9

こういう類の人はいますね。
癒し系で、なんとなく過去や未来を当てたり、宇宙の話をして、本人もそれなりのいでたち。
女性やその子供たちに囲まれ、またその女性たちが他の女性を癒してもらいなさいと引き込む。
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仕掛人・藤枝梅安2(2023年製作の映画)

3.6

なんとなく懐かしい昭和の時代劇を思い出す。
水戸黄門ではな・・・中村主水を。
脛に傷を持ちながら裏で敵を果たす的な面白さは安心できる作品。
ただ、中心人物に関連させての仇話のために少しお手軽すぎるかも
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Winny(2023年製作の映画)

3.1

WBC,メキシコ戦逆転を見てからの鑑賞だからか、東出昌大の顔が大谷選手に似ているように見えて仕方なかった。

Winnyに関しては違法アップロードだけではなく、各種個人情報が知らぬ間に広まり消せないな
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.2

歳を重ねれば誰しも頑固度は増す。
加え、他者とのかかわりが減れば孤独度も増す。
高齢者の一人暮らしは、一歩間違えれば死につながる。
しかし、新たな隣人でも、猫でも、過去のライバルでさえ生きることに光を
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シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

2.8

順法意識やモラルの低い人たちが、銀行を舞台に一昔前の話題でお金を遊んでいる感じ。
もう少し今時の話題に脚色したり、せめて主人公ぐらいは普通の判断ができる銀行員にしないと感情移入し難い。
俳優陣はそろっ
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嘘八百 なにわ夢の陣(2023年製作の映画)

3.9

嘘八百の中にもそれぞれの持つ真実が垣間見え、
後味の良い作品である。
主役二人の個性が演技だけではなく醸し出されている。
ただ、無理やり的に前作までに出ていた人を出す必要はないのでは。違和感や蛇足にさ
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

二人のラブストリーは分かるが、信長の良さが描け切れていない。濃姫を単なる政略結婚の儚い存在ではなく、綾瀬はるかをして前面に押し出すがため、信長自身の良さを分け与えてしまっている。濃姫は最後まで綺麗まま>>続きを読む

ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.5

長く生きていると時代に関わらず、別れもあり悲しみと暮らすこともあるだろう。
ただ、プラス思考で自ら積極的に動き出すことによって新たな出会いや幸せをつかむことはできるかもしれない。
この作品は美しいドレ
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.0

さすが東映、義理人情・任侠シリーズを彷彿とさせるヤクザ前面映画。
入れ墨・直接的なセリフ・ドスに拳銃・ドバッーと流血と時代は巡っているのかな?
岡田さんのアクション・坂口さんの幅の広い演技など見どころ
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.0

小学生のミー坊が「さかなのこ」に成長するところは丁寧に撮っている。
ただ、高校生以降のミー坊は小ネタが満載で、それに終始してしまい「さかなのこ」への成長・そこからの成長が御座なりになっている感を覚えた
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

4.0

少し都合よく話しが進み、偶然が何となく必然となり進む。
謎解き物としては少し緩く感じるが、ソフトなスクリーンタッチで、優しい気持ちで鑑賞できる。
湯川と内海のコンビも久しぶりだが、変わらぬイメージで安
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アキラとあきら(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

運命的な良きライバルが最終的に協力し、事を成すという解かり易い展開。

また二人の好演もあり安心して観ることができる。

ただ半面、話題事態が少し古臭い。

過剰なリゾート開発や中堅規模の同族経営、明
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.0

残念ながら、折角の恐竜たちが人間のドタバタ劇の小道具になっている。

懐かしい人たちや懐かしいシーンのオマージュだけではつまらない。

如何にもハッキリした悪者が、悪事を企てるがやられちゃうというシン
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