えす

シャドウ・イン・クラウドのえすのレビュー・感想・評価

シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)
3.6
映画なんてこの程度でいいと言わんばかりの出鱈目さ。僅か10分足らずで離陸し、球型銃座に追いやられるクロエ。密室でほぼバストショット。その位置関係(ラストには逆転)、無線のやりとりなどからフェミニズム的問題への接続は明らか。そして加速する荒唐無稽っぷりに伴い、蓄積したフラストレーションが解放される後半。劇伴もカーペンター調のシンセスコアからトーンが変わり異様な高揚感と爆笑をもたらす。グレムリンのウルウルお目目が忘れられない…。
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