これはかなりのバカ映画だなw
前半はB-17爆撃機の下部銃塔に閉じ込められたクロエ・グレース・モレッツの一人舞台で、他の乗組員は機内通信の声だけで登場するという超限定空間のサスペンスとして展開する。クロエちゃんは相変わらずキュートで、容赦の無い乗組員のセクハラ発言に激高するシーンは見所のひとつなんだけど、あまりにも変化の無い映像に少し退屈する。そして、予告でも紹介されているとおりグレムリンが登場し、機体を破壊したりする姿を見たクロエちゃんが乗組員に信じてもらえなかったり、このあたりは劇場公開版「トワイライトゾーン」の一遍と同じ展開で目新しさはない。
しかし、後半の「ありえへん」展開が爆笑を誘われること必至だろう。もうね、クロエちゃんが機外でアクロバチックしている姿を見て、「シベリア超特急」で佐伯大尉が特急の屋根の上での活躍を思い出したよw 爆発で機内に戻されるシーンも本気かっ？って思ったw
クロエちゃんの目的に係わるミステリーやグレムリン、日本軍との戦いなど詰め込みすぎなノンジャンル映画であり、ラストを含む後半の「ありえへん」展開、そして癖が強すぎる音楽と合わせて高度なバカ映画として認定したい。
