エグいわ。タイトル見ただけで「絶対にお涙頂戴系やん！」と分かっていても絶対に泣いてしまうのは反則。最後に「実話」アピールするのも反則。
母親は既におらず、33歳ながら父親であるジョンの寿命がほとんどなく、もし子供1人が残されたら・・・ということで養子を探すストーリー。もう分かっていてもこういう系はどうしても感情的になってしまう。
◾️印象的なシーン
・父親の誕生日に合わせて二人でスーパーで買い物をするシーン
・父親が初めて焼いたらしい不格好なケーキに息子が赤いローソクを一本ずつ刺していくシーン
・死んだ昆虫を例にして、「もし亡くなったとしても、体がずっとそこにあるだけでずっと君のそばで居続ける」みたいなニュアンスで語っていたシーン
そう、現実味はないけどいつか自分にだって死が訪れる。ジョンが苦しそうに吐いていたシーンはなんとも言えないほどリアルだった。
ジョンが亡くなってマイケルが大人になって手紙を読み返すシーンが鮮明に描かれるのではないかと思ったけど、良い意味でそういうシーンがカットされていて優しさに溢れていると思った。
◾️こんな人におすすめ
ラストの手紙もそうだけど「ヴァイオレットエヴァーガーデン」と子供と親子の絆系の「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」が好きな人はめちゃくちゃハマると思う。
かくいう小生もこの２作品は大好きな作品なので、こういったノンフィクションのヒューマン物語が好きな人はドンズバ。
PS:今まで一度も子供が欲しいと人生で思ったことがなかったけど今作を通して子供のいる人生というのも悪くないと思った。
