Dac

サマーフィルムにのってのDacのレビュー・感想・評価

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)
3.9
青春キラキラ映画を撮る映画部に腹が立つ時代劇推しの女の子たちが、未来から来た青年と一緒に映画を作っていく話。

映画館から出たら雨。
持っていたビニール傘で自分も勝新の真似を無意識にしそうになっていた。
(誰かと観ていたらやっていたかもしれない)

大学時代に映画制作サークルに入っていたので、あらゆるところでその頃の感覚が蘇ってきた。キラキラ派とそれを横目で見る派閥とか、溜まり場のブラウン管とか、ブルーシートに荷物をずさんに置いているところとか、編集しているところとか。
社会人の今でもたまに映像を作るけど、この映画みたいなあの頃の感覚は、もう味わえないんだろうなと思う。

コロナ禍の状況でこの作品を観て、結構リンクする部分もあった。
文化って変わっていくものだけど、守れるものは守っていければ……。

楽曲も最高だった!
「編曲:小西遼」で飛び上がったけど、曲名忘れてしまい、主題歌もまだ非公開っぽかったのでもう一度観ます……!
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