あさ

サマーフィルムにのってのあさのレビュー・感想・評価

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)
3.8
滑り込み!感情乱されて、全くもって完璧!とは思えなかったけど、2021年にパンチを残してくれた映画のひとつにはカウントしたい。

なんとなく『リンダリンダリンダ』的なものを求めて行ってしまったけれど、どことなく遠すぎないバイブスを感じた。あまり詳しく書かないけどネタバレるかもしれないから読まないで。

突然の展開に平手打ち食らい、そのまま疑うことなく状況を飲み込んでいくみんなのリアクションにもアッパー食らう。なんて飲み込みのいい世界なんだ。

終始ビート板はハダシのこと好きなんじゃって思わずにいられなかった。そういう訳じゃなかったか。ていうか可愛いんだもんハダシ。私は好きになる…。
あまり純粋な恋愛感情が分からないために、青春の「好き!」は割とどうでもいい〜スイッチが入ってしまい、後半は少し力が抜けてしまったりしたがラストはフフ、と笑ってしまう。

主題歌のAwsomecity感…?というか、音楽詳しくないけどとりあえずCody・Lee(李)の楽曲をAppleに入れたのでまんまとソニーミュージックの罠。

映画が過去と未来をつなぐって、ハダシのシーンは製作陣の熱い映画愛が包み隠さずぶつけられてて流石にジンときちゃう。流行りの動画はどんどん短くなるし、どんどんあたまを使わなくなっていくけれど、文化の多様性は失われませんように。大切にできますように。多様性って言葉なんか嫌だけどまた使っちゃった。

タイトルの出し方も結構すきだったな〜。この映画自体がハダシ監督の映画って感じ。ジワジワ愛さずにはいられない。
あさ

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