前髪メガネ

女子は敷居を跨げば七人の敵ありの前髪メガネのレビュー・感想・評価

3.6
ショートフィルム

サマーフィルムにのっての関連作として紹介されたので鑑賞。

タイトルの「女子は敷居を跨げば七人の敵あり」は男は敷居を跨げば七人の敵ありと言う諺を文字ってのもの。家から外に出たらもう周りは敵だらけの意味。
この作品の場合、外は転校先での不安でもあり、中々友達に転校を伝えられずにギリギリまで一人で抱え込んでいる心境を表しているのかな。

映画に情熱があるわけでもなくダラダラと喋る為だけの映画部に顧問が痺れを切らして映画を撮らないなら廃部宣言をし已むなく撮影をするに連れ映画の面白さに触れていく部活のメンバーの物語の裏で親乗り込んで急遽決まった転校を友達に伝えられないまま最後の思い出として映画制作に力を入れる主人公。
中々上手くいかずにぶつかったり苦悩したり、偶発的に道が拓けたり。
ラストのサプライズはいかにも青春で眩しかったなぁ。

挿入歌の挿れ方も河原で練習しているシンガーの歌とメロディをそのまま挿入歌になる演出。素敵だったなぁ。

ラストカット、タイトルが出てそこに付け加えられる一文もまた良い。
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