ジョージ・クルーニー監督・主演のNetflix映画。全然悪くはない。ビジュアルはしっかりしているし、宇宙船や北極の寒々しくも美しい光景の作り込みや撮影は素晴らしい。
滅びゆく地球、北極に残るジョージ・クルーニー演じる博士と残された謎の女の子の物語と任務を終えて地球へ帰ろうとするクルーたちの２つの物語が並行して語られる。それ自体はいいんだけど、どちらもイマイチ中途半端で、結局何が言いたかったのか分からない。２つの物語を並行して語る意味というのがあまり感じられない。
結局「家族は大切にしろ」ってこと？これだけ時間かけてそれ？っていう…
ただ負傷に気付かなくて血の水滴が浮いてて「あっヤバい」っていうあの宇宙空間ならではのあの描写は今まで観たことなかったので面白かった。
演出はとてもよかったと思うんだけど、脚本がイマイチ。もっと練りこめば素晴らしい作品になったと思う。
文句言ってきたけど僕はけっこう好き。ジョージ・クルーニーはやっぱり監督としてのセンスがある。
