実話が題材。
ろう学校での性加害問題なんだけど「トガニ」とは違った問題もある。
やるせない。
普通学級からろう学校に転校してきたチャンは同級生のベイベイに目を奪われる。
だが、林間学校のバスの後部座席で複数人の男子生徒に乱暴されているベイベイを目撃。
みて見ぬふりをする教師、
とりあえず黙らせようとする校長。
被害者は一人だけではなく、
加害者もまた被害者で。
特に主犯格のユングァンの苦悩よ!
長期の被害に憎みたいのに期待してしまう。
それは変態なのか。
自分は生きてる価値はあるのかとの問いに泣けた。
最後のワンシーンも秀逸だったわ。
逮捕が解決じゃない。
ろうあ者は外の世界に出たら邪魔者扱いされ、独りぼっち、居場所がない恐怖がある。
ここを放り出されるよりは被害にあった方がマシ、な外の世界。
担任のワン先生もことなかれ主義なんでしょー、とか思ったら熱心に問題解決に取り組んでくれた。
疑ってごめん。
長年の被害を知りながらマスコミに「知りませんでした」という校長がタイムリーだったわ。
ベイベイ役の子がお人形さんみたいで可愛い。
チャンが北村匠海くんに似てたわ。