無聲 The Silent Forestの作品情報・感想・評価

「無聲 The Silent Forest」に投稿された感想・評価

LeeDalya

LeeDalyaの感想・評価

4.8
目を背けたくなるが観るべき作品だ。台湾のある特殊空間に留まる話ではなく、より普遍的な問題として捉えたい。第三者の目が届きにくい空間・盲点に社会的関心を。
蜩の鳴き声が悲しく、辛く、胸を締めつける。
誰もが子供だった。
あの子にも幸せを感じてほしい。
けれども一度開かれた扉は閉じることは無いのだろ。。

「自分から触れた」

心まで奪ってしまうなんて。
(2022年100本チャレンジその8)

なんとも酷い話…。加害者側の少年の心の混乱もやるせない。告発した少年もこれからどうなるんだ…??ラストも不穏…。

感動して泣くとかはないんだけど、突きつける話だった。

先生は1秒先の彼女の人か。どこかで観たなと思ったんだった。
ヒロインは森七菜ちゃんに似てた。

そういや韓国の会社も製作に入っていたみたいだけど、どういう役割だったんだろ??
事前情報から『トガニ』を想起させられ、比較しながら観賞せざるを得ませんでした。
結論から言うと、覚悟していた程キツくは無かったです。理由としては、『トガニ』で描かれていた隠蔽体質の恐ろしさはそこまで強調されず、子供達の行動の意図などが描かれていたからだと思います。

登場人物達の行動と、それに伴う結果が少し飛躍してると感じた箇所がいくつかあり、その部分に関しては描き方がそんなに上手く無かったように思いました。また、この隠蔽体質を問題定期する『トガニ』におけるコン・ユ的立ち位置の教員についても、そこまでしっかりとは掘り下げられず、少し残念でした。

それでも、ラストは「ありがち」ではあるけど、上手く纏まっていました。
また、ろう学校の外の、一般的な世界における聴覚障害者の生きづらさも描かれていた点も良かったです。

総じて、とても観応えはあったけれど、期待していた程心に残る作品では無かったです…。
ハナ

ハナの感想・評価

3.8
覚悟はしてたけど想像以上。
思ってたより問題の闇が深すぎて簡単にはなんとも言えないと思ってしまった。

でもこういう東アジアの社会派映画好きなんだよなあ。

“聞こえない”事がこういう風に生活に支障が出るのかと想像体験(?)のようなシーンも凄く印象深い。
“聞こえない”人達のことを“見えるのに見て見ぬふり”をするのは簡単だろうけど、自分ならどうするんだろう。何をするのが正解なんだろう。22年の人生でろう者の方に出会ったことないんだけど、知らない間に外の世界の人間になってしまってるのかもしれない。

「遊ぼうよ」の手話夢に出てきそう....。

実話ベースとのことだったけど、この事件はどのように収束したんだろ?何か対策とかなされたのかな?(レビュー後調べてみたらなんと実態は分からないままらしい........嘘だろ)

クソッタレな大人たちばかりでもあの先生みたいに希望の大人は少なからずいるはず、、。

感想として映画の雰囲気にふさわしくないと思いつつ最後なので書いちゃいますが、主演の子橋本環奈みたいでめちゃくちゃ可愛かった。
実話ベースと知ってある程度覚悟はしていたけれど、キツイ描写や音声に悔しさで胸が苦しくなった。
聞こえないのではなく、聞いていないし聞かないようにしているのだ。何度もサインを出していても世間体を気にして蓋をされる。「どうして子供が我慢しないといけないのか」この叫びがすべてだよ。
着任したばかりの王先生がこの作品の唯一の救いだった。彼の目からだんだん光がなくなっていったのが辛い。演じた劉冠延は作品によって違う顔になりますね。リピートはできないな。
coro

coroの感想・評価

4.0
本音ではもう見たくはない…

「居場所がない」という言葉が全て。
宿舎に入りろう学校に通っていたら
家や家族よりも学校の方が長い時間を過ごす。
家族がみんな聴者だったら、尚更手話の通じる学校は彼らにとってとても大切な場所となる。
その場所を失いたくない。
聴者の中に一人で孤独を感じるよりも
酷い目にあっても我慢してここにいたい。

そんな彼らの置かれている背景がどれだけ伝わるだろう。私はどれだけ理解できただろう。
これがノンフィクションだと思うと悲しい。
聾学校の世界だけではなく、公になっていない
子どもたちへの性暴力はもっとあるのだと思う。

声にならない壮絶な痛みの声
声にならない事で事実がぼかされる声
声にしない事で誰かの声を守る声
声にしたくない事を飲み込み自分を傷付ける声

もっとサイレントな映画かと思っていたけれど、それ以外の届かない声が痛いほど溢れていた。
ワン先生とチャンの正義が無かったら、
とても見れなかったかもしれません。
これから先ユングアンに光は見えるのだろうか。彼もちゃんと子どもだった。

被害者は加害者を生む。
ラストに込められた止まない連鎖のメッセージ。子どものもつ純粋さを歪めないためにもこんな事があってはならない。
し

しの感想・評価

3.4
台湾の作品ってなんか独特な臭い雰囲気が漂ってる気がする。

耳が聞こえない人達の居場所である学校で、
性被害が蔓延している世界。

代々引き継がれていて、途絶えることがない

ベイベイが可愛いけど、何を言ってるんやこの子は?となった

校長先生が最悪すぎる。
学校の経営の為に、生徒たちの事は動物のように扱う。

こういう学校まだあるんじゃないかなと思ってしまった。

バスの中での事件、
周りの人が皆、音が聞こえてないから
後ろの方であんな事が起こっていても気付けない
シチュエーションが斬新で怖かった。

どれだけ叫んでも聞こえてないから周りは笑って手話で話している

この光景が異様で気持ち悪い。


予想できるくらいの胸糞展開。
そぼろ

そぼろの感想・評価

4.0
2011年に実際にあった事件を元にした映画。覚悟はしていましたが、やはり性暴力シーンがありました。演者が幼い印象を受けたので余計に辛かったです。実態はさらに深く、先生と一緒になって怒りの感情がふつふつと…。こういった作品にありがちな余計なテロップがなかったので、それも良かったです。
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