生と死の間、遺骨を一つのテーマに描いていることもあり、いつもの荻上監督作品の雰囲気に加えて、怖さや危うさ含まれていました。
ハイツムコリッタに住む人々の生活実態を捉えると、川っぺりで過ごすホームレスと同様に、死が身近にある生活レベルであることは否定できなく、加えて、それぞれが死に関連する経験をしています。
そういう意味では暗い部分も節々で感じることがあり、怖さや危うさが内在しています。
ただ、そんな中でもみな孤独ではなく、食卓を囲み、出来る範囲でコツコツと生活が続いていく。そんな部分に温かさは残っています。