★最後までみると印象が変わる映画★
最初は住民のクセの強さや、繰り返しの日常に、何を見させられているんだろう、という気持ちになるのですが、
他人と関わる上での図々しさの身につけ方とか
自分なりのささやかな幸せの見つけ方とか
それぞれの死との向き合い方とか
そういうものに触れていくうちに、なんだか重たいものが心からスッとなくなったような気になる映画。
松山ケンイチの目に光が灯っていない感じと、
ムロツヨシの妙に癪に障る感じ(褒めてます)、
満島ひかりの実は何か抱えていそうなミステリアスな感じ、
それぞれキャラクターが際立っていて良かったです。
鍵盤ハーモニカがメインのゆるーい音楽も映画の雰囲気にぴったりでした。