ずっと観たかった作品。
あまりにも疲弊していた状態で見たので時々意識が朦朧としてしまった。
なので間違ったことを書いているかもしれません。
一般的に記憶喪失は良くないこととされるだろうけど
わたしは羨ましいと思った。
一から人生やりなおせる感覚になるし、
なんせ[嫌な記憶]を思い出さずに済むから。
多分この主人公もそこに魅力を感じて
自らあのような状態になったか(なれるもんじゃないけど)、なったつもりにしてるか。
どちらかだろうね。
知らんけど。
主人公は奥さんを過去に亡くしている。
そんな忘れたいけど忘れられない暗い過去から逃げるために記憶をなくしたつもりになっているのか?ショックで本当に記憶を無くしているのか?
まあ色々な考察がありそうですね。
何回も観るとより楽しそうだけど
そんな体力も時間もありません。笑笑
プログラム中は奥さんのことも含め、彼がある歌を歌えたり、犬の名前を言えたりと少しずつ「思い出す」シーンが散りばめられている。いや「覚えている」のかも。
りんごが記憶力低下を抑える効果があると店員に言われた途端、袋のりんごを戻したり、その晩はオレンジを食べていることから、
記憶がすこしずつ戻っている状況に気づいている中で、いや、てかそもそも覚えているのかもしれない(2回目)けど笑
過去の記憶を無くしたい、逃げたいという強い意志を感じられる。
この映画はセリフや情報が少なくとも、
だれもが持つ嫌な記憶とそれへの抵抗を描いていて奥深〜
言語も楽しかったです。
ラテン語系統(系統ってなんじゃ)ぽいな〜でもフランスでもイタリアでもスペイン語でもない、、、何語??と思って聞いてたんだけど、これギリシアなんだ?!!!!!ラテン語もギリシア語も共通点あるくさいな〜面白いな〜言語。