ホークスのフィルモグラフィの中でも本作は別格。ローレンバコールが素晴らしすぎます。
タバコを吸う(19歳⁉️)仕草は艶っぽくて格好良く、ドロレスモランに嫉妬し素振りを真似する仕草は可愛いすぎ。ボギーじゃなくても惚れてまうレベル。
アル中のウォルター・ブレナンが作品に温かい笑いを、ホーギー・カーマイケルの歌とピアノが豊かさを加える。低音ハスキーなバコールとのセッションだけで飯が三杯は食える。
細野晴臣の世紀の名盤「泰安洋行」収録の「香港ブルース」は大好きな曲なのだが、彼の作品。
今作以降、監督としての作家性とエンターテイメント性が両立し円熟期を迎えることになる。