脱出の作品情報・感想・評価

「脱出」に投稿された感想・評価

Katongyou

Katongyouの感想・評価

3.9
なにこれ超かっこいい。テンポもよくてあっという間。ローレンバコールのちょっとした愛らしい仕草。酔っ払っいの爺様もいい味だしてる。最高。
bell

bellの感想・評価

4.5
ローレン・バコール、ため息が出るぐらい綺麗で、クールなのに可愛い場面もあって大好きです。
ハンフリー・ボガートと並ぶと、本当にカッコいい2人。

この時代を映画を通して、色々な国視点で見るのは面白いです。
tak

takの感想・評価

3.9
 聞くところによると、アーネスト・ヘミングウェイの原作はこんな英雄物語ではなく、けっこう情けない主人公なんだとか。それをヴィシー政権下のフランスが統治する島を舞台に、自由フランスの闘志を手助けする気骨ある船乗りに改変、ハンフリー・ボガートに演じさせるなんて戦時下のアメリカらしい作品とも言える。ピアノ弾きや粋な台詞の数々は、どうしても「カサブランカ」に共通する要素。でも、その後のハワード・ホークス監督作を考えると、登場人物の気持ちを代弁するような歌が挿入されたり、アル中の友人がいるところなんざぁジョン・ウェインとディーン・マーチンが素敵だった晩年の作品「リオ・ブラボー」だし。「カサブランカ」の二番煎じとけなすよりも、ホークス節の初期型として楽しむのが吉ではないか。

 おマセだと思うだろうが、僕は高校生の頃からハンフリー・ボガートが好きだった。「カサブランカ」で粋な台詞を口にして、別れた女を一人思い続け、クールなようで情があり、理解者はピアノ弾き。沢田研二が「あんたの時代はよかった」と歌ったことも影響の一つだし、トレンチコートの似合う大人になりたいと真剣に思っていた。「脱出」のボギーで、改めてかっこいいと思えた。ちょっと気障に聞こえる台詞の数々も、今ドキわかりやすい映画に慣れた人の感覚からいうと、ちょっと遠回しな表現なんだろう。でもそれがピンとくるのが大人だよな。何よりもこの映画で当時19か20歳だったローレン・バコールを夢中にさせちゃった訳だから!(後に結婚)。この銀幕の外側の歴史的なエピソードが、ますます「脱出」のボギーをかっこよく見せてくれる。

 ローレン・バコールもかっこよすぎ!低くてちょっとハスキーな歌声、人に頼らないような強さを見せたり、ボギーの世話を焼きたがる押しかけ女房みたいな一面も。ラストシーンの体を揺らしながらニッタリとした笑顔。名台詞「私に用があったら口笛を吹いてね。」こんなふうに言い寄られてみたい!
これは、素晴らしい!
ローレン・バコールの綺麗さ、存在感が光るハワード・ホークス監督の絶品映画。
主演はハンフリー・ボガートであるが、完全にボギーの存在感よりもローレン・バコールの方が圧倒的に見えた。

物語は、ある小島で客を乗せて稼いでいる船長(ハンフリー・ボガート)が居るが、フランスとビシー政権の関係を描きながら、ある女がやって来る。それがローレン・バコール。
「マッチを貸して」の第一声からローレン・バコールの魅力に引き込まれ、互いにクールなハンフリー・ボガートとの共演も見もの。
そんな二人がイイ仲になっていく過程で、政治活動に加担すれば大金が入り、ローレン・バコールをアメリカに帰すことができるため、船長ハンフリー・ボガートは一肌ぬぐことにするのだが……といった割とシンプルなドラマ。

しかし、ハンフリー・ボガートの出演作には『カサブランカ』同様、ビシー政権の影が見え隠れするのが不思議。

このDVDには特典映像があって、メイキングと題して、ハワード・ホークス監督が新人発掘のために妻から勧められたローレン・バコールを連れて来たが、ハンフリー・ボガートと仲良くなってしまって、不満だったというエピソードなどは面白い。

ホテル・ラウンジでピアノ弾きの伴奏に合わせて歌うローレン・バコールも良い。

また、いつも酔っぱらっていて、酔っぱらっている方が記憶力がいいなどと言っている爺様が楽しい雰囲気を作ってくれる。

なかなか素晴らしいローレン・バコール×ハンフリー・ボガート作品であった。
先日ジョン・ブアマンの脱出を見て、同じ邦題のこの映画(勿論原題は全然違う)を見たくなったが、

まず最初の港の様子が自分的に一番気に入った点で、長回し気味の撮り方や人々の様子、そしてコンドルや後のリオブラボーみたく仕事に取り組む男たちの生き様が良く描かれていた点はハワード・ホークス作品の良さが凝縮されていたようだった。

そこからは港のシーンは期待した程には無くて残念だったけれども、一方でハンフリー・ボガートやローレン・バコールが煙草を吸う様も中々イカしてて、ここまで煙草を吸う姿が印象に残る映画もそう無いんじゃないかと思えた。

上記の二人のドラマより港やそこで働く人間の姿がもっと見たかった気持ちは決して拭えなかったけど、光の具合も良かったし最初の期待に反していた割には楽しめた作品だった。

でもエイゼンシュテインの映画を見た後だとさすがに映像の力に物足りなさを覚えてしまったから、見る順番を間違えてしまったかもしれない。
kyon

kyonの感想・評価

4.0
なんといってもローレン・バコールに魅了される!

40年代ハリウッド作品は戦争中のこともあり、民主主義を全面に肯定するプロットが顕著になる(もともとハリウッドの特徴の1つではあるけど)けど、この時期のボガート出演作品、類型としてまとまる。

過去になんらかの傷や暗闇をもつ男女が異国で出会い、やがて恋に落ちる。あらすじはシンプルではあるけれど、だからこそちょっとした差異を作品世界に取り入れ雰囲気を変える。観客は結果より過程を観る楽しみがあったのかなぁ。『カサブランカ』とかもこの類型。

代替可能な構造ゆえに誰がキャスティングされているか、どんな話題を提供されているのか観るのも1つの楽しみ方かも。

その系列として、ボガートの相手にキャスティングされたのがモデルをしていたローレン・バコール。ちょっとした解説観たら、事務所側がバコールを売り出すために作品と同じく彼女の追い立ちなどを不透明にして神話性を演出していったみたい。

過去を見せないことで突如現れたカリスマ、みたいな売り出し方があるような気がする。

ローレン・バコールの登場シーン、ノワール調の画面右半分、細かなチェック柄のセットアップを纏い、ドアに体を軽くもたれさせながら「タバコの火ある?」。

これはすごく美しくて、その一言でやられた…。

衣装がシンプルながら、かえってそれが合ってる。チェック柄のパワーショルダー型ジャケットとスカートだったり、ピンストライプのウエスト切り替えのワンピース…かなりバコールのスタイルの良さを上手く強調してる。
ウエストほっそ!って何回言ったか笑

特にパワーショルダーは40年代ハリウッド・モードの1つだけれど、結構身に纏う役柄を観ると自分に対しプライドを持った、少し挑発的な女性像になっていることが多い。自分の魅力をある種自覚している女性たち。ここにはフィルム・ノワール期のファム・ファタール像とも関連してる。

ただいわゆるハードボイルド系列に属する女性たちは相手の男性を破滅させず、ハリウッド的なエンディングを与えるのも特徴。『ギルダ』とか。

だから最後にボガートと結ばれたバコールがちょっと腰をくねらせて陽気に踊り出したところ印象的だった。
Ricola

Ricolaの感想・評価

3.8
ハンフリー・ボガート×ローレン・バコール初共演作。そしてバコールのデビュー作だそう。

この2人はこの映画の公開翌年には結婚し、息子の名前にボギーが演じた役の「ハリー・"スティーブ"・モリガン」からスティーブと名付けたらしい。
このエピソードから、この映画がどれほど2人にとって重要なのかがよくわかる。


やっぱり彼女は印象的。もうすでに他にない雰囲気を身に纏っている。ハスキーボイスとクールビューティーな容姿が素敵!

酒好きなエディーがいい味出してて彼の場面は少し笑えてよかった。

口笛を吹いてフフッと笑うボギーがかわいい。そして彼は終始かっこいい…。

バコール演じるスリム、クールなのにヤキモチやくのとか最高にかわいい!

ピアノマンのクリケットの演奏も、作品に花を添えてくれていた。

ストーリー自体は目につくところはなかったが、登場人物がとにかく魅力的だった!
Toshiya

Toshiyaの感想・評価

4.0
タバコ、ワイン、マッチ
ピアノの使い方
小道具で紡ぐ魅惑の物語
ミキ

ミキの感想・評価

4.0
カサブランカを見た時も思ったけど、1940年代に、現代にも通じる価値観の映画が作られてたってのが凄いんだよなぁ…。
ハンフリー・ボガードとバコールさんがこの後現実でも結婚したというのがまたなんともロマンチックで良い👏👏✨

マッチある?ってあんなに美しく訊いてみたいよね。まぁ…タバコ吸わないから訊く機会ないんだけどね…。
ワインボトルを持って部屋を行き来する駆け引きがお洒落。音楽の使い方もいいねぇ。あとはタバコ。マッチに火をつけてポイッ!かっこいい。