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ビリー・アイリッシュ 世界は少しぼやけているのKのレビュー・感想・評価

3.5

ビリーアイリッシュのデビューからグラミー受賞までを追ったドキュメンタリー。

27クラブっていう言葉がある通り、スターのメンタルってほんとに心配。
ケイティペリーの発言はその通りだろうし、ジャスティンビーバーがビリーのことを気にかけてるのは、スターの生涯を憂んでのことだろう。

家族の支えがあって彼女の活動が成り立ってるのは映像からよくわかる。
母親が初めから介入しまくりじゃね?って思ったけど、ビリーが不安定で学校に通っていないような発言もあったからそりゃ心配だわなと思った。
ああいう家族関係はアメリカ特有なものなのか、特殊なのかわからないけど、家族がスターにとって重要な存在になるのは間違いなくて、良好な関係が続くと良いなと思った。

ビリーを見てるだけでこっちが苦しくなるくらい、多感で想像力もあり、素直な時期に、記者が投げかける質問が実にくだらない。彼女は素直に自分の意見を言ってるだけなのに、何をドラックだとか、社会問題を丸々背負わせてしまう大人の身勝手さにあきれる。まぁこれもスターの宿命か、いやそんな言葉で済ませてはいけない。

最後、グラミー賞とったからオールオッケーでしょ、みたいになってるのは本当に気に食わないけど、見て良かったなと思います。
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