コロン

ビリー・アイリッシュ 世界は少しぼやけているのコロンのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

Billie Eilishとの出会いは、映画『ブライトバーン』。エンディング曲で初めて『bad guy』を聴いてから1年半が経つだろうか。当時は悲しく切ない歌声で何となく不気味な歌だなぁと感じていました。ポップな歌しか聴いてこなかったあの時の自分には全くハマりませんでした。


グラミー賞主要4部門を18歳という史上最年少で受賞したスーパースター。Billie Eilishはどれだけの才能に溢れているのか、どれだけ輝かしい人生を送っているのかと興奮しながら劇場に突入しました😎

ところがどっこい、18歳のスーパースターは弱くて繊細でイタズラが好きな女の子でしかなかったのだ。
学校には行かなかった。
大好きなダンスを断念した。
何度も命を絶とうとした。
17歳まで生きられると思わなかった。
インターネットで誹謗中傷されて傷つくこともあった。
ライブ中に怪我をして泣いて逃げ出す事もあった。 
それでも、兄のフィニアスや両親の支えもあり、大好きな音楽で栄光を手にしたのだった。

1年半前に聴いた、悲しくて切なくて不気味な歌には彼女の人生が隠されていたのだった。ポップとは正反対のこの音楽はBillie Eilishにしかできない。
未来がみえない僕ら若者の声をBillie Eilishに託したいと、そう思った。
コロン

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