みむさん

続·ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画のみむさんのレビュー・感想・評価

4.0
1もドン引きしながらもその脚本のうまさに楽しませてもらった。今回も期待は裏切らず。

相変わらずきわどすぎる差別ネタ汚ネタてんこ盛りでヒヤヒヤするが、カザフスタンの天然ボケキャラ設定と偶発ブラックジョークという体裁なのでやっぱり面白い。

しょーもないネタを延々と見せるだけではなくて、すべてが最後に繋がっているという。おバカな台詞も計算されていて、きっちり後のシーンに響くようになってるんだな。

コロナネタもたっぷり盛り込み、あの人(*もちろん合成)がこんなネタでカメオなんて、ビックリというかヒヤヒヤする。ジュリアーニなんてあんなんよく撮れたな…。

サーシャ・バロン・コーエンはやっぱりすごいね。
頭の良い人がバカ映画やると、悪ふざけに嫌悪感抱くどころか、それを通り越してきっちりストーリーをまとめるところに感心してしまう。

そしてこういう映画を作れるアメリカ(とイギリス)はなんだかんだで羨ましい。

コメント欄にネタバレメモ。