ロボットマン

あの夏のルカのロボットマンのレビュー・感想・評価

あの夏のルカ(2021年製作の映画)
4.1
恐ろしい“人間”の住む陸からは離れていて生活をしている半魚人の少年ルカはある日陸で生活をする同じく半魚人の少年アルベルトと出会う。
少年二人が目を輝かせてオートバイのベスパを見る姿に心を打たれる。
別にオートバイが好きなわけではないけど、小さい頃の手の届かないけどどうしても欲しい物をチラシで眺めるだけで心躍ったあの時の事を思い出す。
少年時代の夏という恐らく人生で最も大切な時間、その一夏の友情と成長。全体的にジブリを感じると思ったら監督が大のジブリファンらしく納得。
子供が観ても楽しめて大人が観たらホロリとくる。
キャラクターもどれも魅力的だし、ディズニーがよくやる劇中の文字をカタカナ表記に変えるアレもなくてよろしい。
ローマの休日、道、海底二万マイルなどのデフォルメされたポスターも可愛い。