しょき

あの夏のルカのしょきのレビュー・感想・評価

あの夏のルカ(2021年製作の映画)
4.6
待望の劇場鑑賞。何十回みても違和感の残ったラストも、映画館の没入感のおかげかスッと胸に落ちてくる感覚があって、ズルいエルコレの時代の終わりにガッツポーズした。

この物語を動かすのが一貫して好奇心であることが、僕がたまらなくこの映画が愛おしくなる理由。ルカの好奇心に恐れを持ってしまうアルベルトの臆病さを引き起こす終盤も美しい。

10分間のエンドロールを見て、この映画の1番の魅力はやっぱり余白だなあと。この映画は彼らにとっての一幕。これからルカとアルベルトは、エルコレのような彼らを受け入れない人に出会ってまた葛藤する。でも2人はジュリアのような彼らを受け入れてくれる人達と幸せな思い出を作っていくんだろうな。
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