Harigane

皮膚を売った男のHariganeのレビュー・感想・評価

皮膚を売った男(2020年製作の映画)
3.6
Kahoさんとの同時鑑賞🌟
このいかにも恐ろしそうなタイトル、ずっと気になってました😳

<あらすじ>
シリア難民の男性サム(ヤヤ・マヘイニ)は恋人のアビール(ディア・リアン)にプロポーズするも、自由を求める言動が国家反逆罪にあたり逮捕されてしまう。
何とか逃亡したサムはレバノンへと亡命するも、アビールは親に勧められたジアッドと結婚をし、2人は離れ離れになる。
その後サムは偶然出会った芸術家のジェフリーに目を付けられ、サムの背中にタトゥーを入れて彼自身がアートになる事を提案される。
アート作品として展示されることになったサム、そしてジアッドはその事を知らないアビールをサムのいる美術館に連れてくると・・・

<感想>
スリラー、ホラー的な作品化と思いきやそうではなく、ヒューマンドラマに重きを置いた作品でした🫢

プロポーズした時の行動が国家反逆罪に💦
幸せから不幸への転落があまりにも大きすぎて、、、

亡命したサムが生きるために選んだ道、それが「皮膚を売る事」。
皮膚を売ると言っても、彼自身の身体にタトゥーを施し、アートとして美術館を回っていく事で世界を渡り歩くことが出来る🌏

離れ離れになってしまった愛する人にも会えるかもという期待を抱いて引受けたサムの決断。
彼が手に入れたのは自由か、不自由か…
なかなか斬新な設定でとても引き込まれる作品でした⚡️

自らをアートにする仕事を引受けたサムにとって、彼の身体は商売道具そのもの💪🏻
体に傷がついてしまっては展示する事も出来ない🌀
彼の体に吹き出物が出来てしまった時は大変そうでした😬

終盤にかけては驚きの展開の連続⚡️
急展開過ぎて若干置いていかれた感はありましたが、なかなか見応えのある作品でした😄
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