シリア難民のサムは結婚を諦めた彼女を追いかけてアーティストと手を組み、作品のために自分の背中を売るという奇想天外な話
最初タイトルを見た時に、え、皮剥ぐの⁈って思ったけど、まあそこは最後まで観ての…というところで、愛する彼女との結婚を願い、たまたま公の前で発した言葉が国からのお咎めを受けることになり、国を脱出、異国の地でも不法移民として自由のない男が自らの身体をアートに捧げて、政治的なところから身を守ったように見えても、結局彼には自由がない
それどころか、美術品として売買されても彼自身の身体が人との間で行き来することで人身売買となる訳だ
非常に奇妙なストーリーだけど、人の自由を問うた社会派サスペンス作品だと思う