まいこ

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティのまいこのレビュー・感想・評価

3.8
アメリカ中西部の街・ラクーンシティにある製薬会社で、何らかの流出事故が発生。これにより、住民に健康被害が出ていた。真相を確かめるべく、5年ぶりにラクーンシティに帰郷した女性は、人肉を求めてさまよう凶暴なゾンビと化した住民たちの姿を目の当たりにする。

ゲームキャラクターの外見と時間軸以外は原作に忠実でバイオと共にゲーム人生を生きてきた人間としては大泣き。無印と2.3って対した時間が流れている訳ではなく、同時だった、というのをどこかで知ったのだが、それを上手く組み合わせて完成したのが本作つまり新解釈・Resident Evil。
無印の中心人物であるジル、クリス、ウェスカーと2の中心人物であるレオンとクレア、シェリー、3の中心人物であるジル(つまりここで無印との時間軸が異なる)が同時に介するという、ありえないけど有り得てしまったさいきょうの主人公たちってワケ・・・。さりげなくハンクを思わせるシーンがあったけどそこは一人二役なのかな。また、どちらかというとREの2.3を引用しているようだった。

無印の洋館やラクーンシティの警察署、署内の部屋、研究室からプラットフォームまで、さらにキーアイテム獲得のギミックと有名なイベント映像、かゆうま、全てに既視感という素晴らしい再現性。まさかの私の一番大好きな"コードベロニカ"シリーズの映像も使用されていて大泣き。なるほど、レッドフィールド家をアシュフォード家に寄せていくのね。トレヴァーもそこに使うんだ。

映画としてはB級すぎてお話にもならないかもしれないが、全編通して初期シリーズを想い懐かしくなったし、エンドロール中の続編匂わせにもわくわくしてしまった。キャスティングがポリコレに抗えなかったんだろうなあ。
ちゃんと楽しんでしまったので続編をお待ちしております。
まいこ

まいこ