どど丼

制作・出演陣が語るボーイズ・イン・ザ・バンドのどど丼のレビュー・感想・評価

4.0
Netflix「ボーイズ・イン・ザ・バンド」の制作背景ドキュメンタリー。そもそも本編は60〜70年代のソドミー法(同性間性行為を禁止する法律)時代にゲイの俳優が中心になって上演された戯曲で、それが1970年に一度映画化されて以降50年近く封印されていたという作品。多様性が広く謳われるようになった今になって、ようやくキャスト全員が役と同じセクシャリティのキャラクターを演じるというオリジナル版では叶わなかった理想的な作品ができたという事です。

メイキング部分もあるけど、当時戯曲の発表に至った脚本家の葛藤やLGBTQの歴史が垣間見れます。この作品の制作を見届けて亡くなった脚本家には泣けます。

本編もそうだけど、ゲイとトランスジェンダーの区別ってめちゃくちゃ曖昧ですね。便宜的な区別は難しい気がする。舞台版が日本人キャストでも作られていたけど、あれはゲイキャスト使ってないから、やっぱり日本はまだまだですよね。
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