前評判が高い作品だったのでかなり期待して観に行った。
結果面白かったのだが、そこまでは心に響かなかった。
これは色々なシーンでの登場人物の価値観だったり権威のあり方、又それに対する評価が
少し古い感じの印象を受けた事に起因している。
音楽の使い方、アーティストの選び方にも少し疑問が残った。
映像も凄かったが表現方法が好みではなかった。
でも魅力的な作品ではあると思うし、
映画ギークを主人公に持ってきたのは凄く良かった。
目が輝いている人間は創造力に欠けるといった表現は面白かった。
何かのレビューで「庵野秀明スペシャル」と「半沢直樹」をたしたような作品であるというのを観たのだが、それは納得である。
映画「若女将は小学生」の時も思ったが絵が苦手な感じなので
そこは個人的にはマイナスかな。
実写に向いている作品なのかもしれない。
ギークが映画を撮る実写作品としては「ブリグズビーベア」という素晴らしい作品があるが、これと比較する作品では無いかも。
