あしからず

映画大好きポンポさんのあしからずのレビュー・感想・評価

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)
3.8
映画制作において選ばれなかった部分って観客には直接見えないものの目前の作品は様々な取捨選択の結果であり、それは人間/人生も同様という事をポップに提示。厚みは物足りないけどプロデューサー・監督・俳優・ファンド側と制作を俯瞰的に撮ろうとしてるとこが良い。
映画に自分を重ねる描写は、窓ガラス/プール/モニター/雨に濡れた道路/フィルムなどの映り込みの丁寧な繰り返しに呼応する。
編集作業に焦点を当てた映画の映画珍しくて新鮮。スプライサー出てきた映画も初めて。
ああ言われたらエンドロールで席立てないし(いつも立たないけど)やっぱり誰1人立たなかったのは天晴れ。90分がホント1番すき。
映画は監督のパーソナルなものでないとつまんない、パーソナル過ぎてもアレだけど
あしからず

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