「幸福は創造の敵」という言葉がよかった。
ストーリーが順調過ぎると思いきや後半から編集の苦しみが描かれる。物をつくるとき、選ぶ選択肢よりも多いのは選ばない選択肢の方。
ポンポさんは思っていたよりも何か行動する場面がなく、ただ激励するのみだが、それがかえってポンポさんの存在を大きく見せる。
舞台がアメリカ(的)なのにメインのキャラクターが日本アニメのデザインなのは違和感があった(特にアルプスでのナタリーの衣装は日本の田舎の少女にしか見えない)。しかし、もしリアルに寄せた画であったら引っ掛かりが少なかったかも、と思うし、言いたいことを戯画的に、短時間にまとめて表現するためなのかもしれない。やはり一番良かったのは上映時間が90分だったことですね。