フィクションでクリエイター論をやることの難しさを感じる。抽象的な命題が一人歩きして、キャラクターの具体的な人物像・行動・決断に物語がフォーカスしていかないのがどうも気になる。エモで押す姿勢は戦略として理解できるけど、終盤に向かうにつれて展開に必然性を感じなくなるのが苦しい。「創作物の中に自分を見つけることが大事」→「だから切る!」にある見過ごせない飛躍。その辺の因果関係を丁寧にするかあえて無視するのか、もう少しだけ交通整理をしてほしかった。
(追記)
見終わったあとあまり納得できずブツブツ言っていると、同行していたカノピコから「何怒ってんの?私は普通に面白かったよ」と言われたので、8/21はポンポさん記念日。