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担保のhorryのレビュー・感想・評価

担保(2020年製作の映画)
3.5
邦題は「担保」。朝鮮族の不法移民である母娘。夫が女と逃げてしまい生活は困窮し、借金の利子すら返せず、娘が担保として借金取りに連れ去られてしまう。

取り立て屋の二人組おじさん、ドゥソク(ソン・ドンイル)とジョンベ(キム・ヒウォン)のコミカルなやり取りから、少女スンイを大切に育てていく過程がとても温かい。
韓国の作品は血の繋がりが大切なものとして描かれているものが多いのだけど、本作は、実母実父が現れても、血縁より育ての親との繋がりが当然のように選ばれる。
そして、血縁でもなく、男女の組み合わせでもない、2人のおじさんが育ての親という設定が、さらっと描かれてるのが良かった。
関わった者の「子どもへの責任」という言葉が、印象的だった。

子役がとてもかわいかったし、ソテジワアイドゥルを歌うソン・ドンイルもかわいかった。

 
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