Takuma

アメリカの友人のTakumaのレビュー・感想・評価

アメリカの友人(1977年製作の映画)
3.4
正直、前半に関しては
キャラ的にもストーリー的にもこちらに一切手の内を見せず、映画がどういう方向へむかっていくのか不明瞭で登場人物全員なんか妙に怪しくて困る。
最初の犯罪までは雰囲気がハイセンスなだけで特別面白いイベントもなく進むので、その時点でかなり観る人を選ぶと思います笑
中盤以降なんとなく筋が見えて、余命幾ばくもないツィマーマンの絶望とか、ツィマーマンが銃を持つ事になってしまったトムの自責の念やら、
二人の奇妙な友情やらがようやく垣間見えてきて
面白くなっていく安心はあります。
(渋いバディもの自体は好物なもので)
ただいかんせんカットの切り替わり方が独特過ぎて、今どこで誰がどうしてるかが非常にわかりづらく、セリフが少ないことも手伝って、彼らの背景が全く見えてこない構造がストレスだった
ホンとしては好きだけど、この監督の撮り方はあまり気にくわない、といった感想です笑
レビューでも見かけた意見ですが、原作知ってる人向けに作られてる感はあるかな、と
Takuma

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