アメリカの友人の作品情報・感想・評価

「アメリカの友人」に投稿された感想・評価

nknskoki

nknskokiの感想・評価

3.8
白血病で余命の近い男が知らない人に殺しを頼まれる

赤みがかった色温度やテキストで強烈に焼き付けてくる映像

「悩みは数多く、僕に言えることは何もない。悩みは数多く、僕に出来ることは何もない。何もない」

悩みのない人間はいない
なぜ人間は悩むのか
自分で決断できるから決断"する"か"しない"かで悩むのである
悩みは必ず自分で決断できる
自分で決断できないことで人間は悩まない

見渡して見るとこの世の悩みとは全て「重い腰を上げる」か「まだダラダラするか」で人間は悩んでいるのである
ほんと人間ってのは意思が弱いね😅

そう考えると自分で決断する以外無いしその結果は全て自分の責任なんだから、どうせだったらやりたい方、人とは違う方、思い切った方、勇気の要る方に挑戦した方が良いし無駄に時間を消費することもない!

あ!友達が言っていた「悩んでる時間がもったいない」とはこういうことか!
dude

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4.2
画面を支配する色が目まぐるしく変わり、展開は毎度こちらの予想の斜め上をいく。ホテルの窓から見えるデカいクレーンとか列車の車掌室での咆哮とか、何やらやたらと良い。
そしてアメリカの良心と病を両方背負って立つようなデニス・ホッパー!いざというとき頼りになるが日常には馴染まない...。『リバース・エッジ』の彼とセットで。
otom

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3.8
何故か観てなかった作品。殺しの後のブルーノ•ガンツとデニス•ホッパーの清々しい事。お断り申し上げる友情の形もあるもんだと感心してしまう。ニックス•ムービーの先に観ておくべきだった。傑作。これで31歳か、恐るべし。
「怖いものはない、恐怖以外には…」
「日に日に分からなくなってくる。自分がだれか、他人がだれか…」


と自分の声をカセットテープに録音する男は人生に疲れた男。そんな男をデニスホッパーが演じ、その負のオーラに圧倒される。


うわさをバカにする主人公の末路、その退廃を彩る風景が美しい。



ヴィム・ヴェンダースなら『パリ、テキサス』を置いてるTSUTAYAはたくさんあれど、本作を置いてる店舗は珍しい。ついでに立ち寄った普段利用しない駅近のTSUTAYAで発見、ウキウキしながら郵送返却で借りた1本。
この人は、映画を使って映画を語ることのできる唯一無二の存在。

散りばめられた"回転"のモチーフ。何かを"回す"描写。映画はフィルムの回転で前に進む。

ホッパーにカウボーイハットを被せることの映画史的な意味。
赤で満たされた本作のラストショットがニコラス・レイで終わることの意義。
ぜんぶわかってやってんだもん。

ヴェンダースは他の作家より二段三段上のところで映画を作ってる。
列車×殺しが二回もある!
地下鉄と寝台列車。

あとは自動車の暴走の仕方。
まるで無意識に海に向かっていくかのような。
勝五郎

勝五郎の感想・評価

5.0
好きだなぁ。

ヴィム・ベンダースとデニス・ホッパーと言うところで当時絶対だよなぁ…的な会話を友達としながら観た映画。
ブルーノ・ガンツの呑み込まれていく様がまたね!

案の定大好きな作品なのだけれど、その割には…若ぶって表現するなら超久々に観たと言うわけです。(笑)

空気感、色、表情…どこを取ってもジワーッと。寒そうなヨーロッパの基本乾いた風景とビビッドな色。

映画好きにはたまらないであろうキャスティングやら登場人物が口ずさむ曲やら…のっけからデニス・ホッパーとニコラス・レイ!…

暗いのに明るく、悲しいのにホッとする様なお話…?何が言いたい?!(笑)

こりゃ定期的に観なくちゃ不可ない。
たまい

たまいの感想・評価

5.0
ニコラス・レイ胡散臭くてかっこよすぎ ダニエル・シュミットは一言も発さないまま死んでった
0i7

0i7の感想・評価

3.7
『パリ、テキサス』がすごく好きで『さすらい』も好みと、
ヴィム・ヴェンダースは好きな監督の一人です
街も車も血もコートも、ソール・ライターの写真のような味わい深い赤で、
『パリ、テキサス』もそうだったけれど画(フィルム)の色の出し方が見事で、色彩感覚も素晴らしかったです
台詞が少なくナレーションもなく寡黙にストーリーは進むけれどちゃんと伝わってくるのがヴィム・ヴェンダース監督作品の良さであり、好きです
『イージー★ライダー』や『地獄の黙示録』のデニス・ホッパーは陽で狂っているけれど、本作は陰で狂っていました
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

2.0
2013/3/19鑑賞(鑑賞メーターより転載)
期待して観たヴィム・ヴェンダース作品だったが、期待しすぎたかも。病で余命いくばくもないことを知らされた男性が、その焦りの中で本人の意識が薄いままいつの間にか大きな犯罪の片棒をかついでいたという展開は辛うじてわかるが、ヴェンダースのいつもの作風のようなロードムービータッチでほぼ説明もないまま進んでいくのがこの映画では理解を妨げた面もあり、話に度々乗り遅れて退屈する時間が出来てしまった。死の恐怖と戦いつつつかみ所のない接し方をしてくるデニス・ホッパーに翻弄されるブルーノ・ガンツの演技は巧いと思ったが。