TIFF2020の3本目!
ポーランドからアイルランドへ出稼ぎに出ていた父の訃報が届く。
遺体を送還するため、英語が話せない母に代わり、単身アイルランドへ乗り込む17歳のオラが直面する様々な障壁を描く。
奇しくも同じ日にTIFFで観た「遺灰との旅」との共通点が多くてビックリ!
正直、主人公のオラは気が強くて口は悪いわ、乱暴者であまり好きになれないタイプ。
でも若さと勢いで突っ走る行動力にヒヤヒヤさせられつつも応援してしまう。
小生意気な少女が、異国の地で父の本当の姿や真実、現地の人々との関わりでほんの少しだけ変わっていく姿が良かった。
なんというか出てくる人が嫌なヤツ多い。
それはおそらく底辺で必死に生きている人達なので、どうしても図太く強かにならざるを得ないのかも。
とはいえ、口うるさくも人としての道理を諭す職業紹介所のオッサンや、理不尽だと言ってくれた派遣先のオッサンなど悪い人ばかりでないのに涙😢
地味に葬儀屋の兄ちゃんが面白くて好きなキャラだった。
オラがあるものを諦めた時、彼女はほんの少しだけ自立したのかもしれない。
そして複雑すぎる感情を抱え込んだ末のラストシーンが余韻を残す。
まぁ、とりあえずタバコとその着信音やめようか🤣