モノノフとしての使命感、並びに生まれ故郷としての地元愛にて鑑賞…しましたが…
すいませんが、すくってごらんといわれても、私はすくいようがなかった…
夏菜子ちゃんがでてる事、弾けないピアノ演奏を成し遂げた事、歌唱力がすこぶる向上している事だけは贔屓目に見ても救いようがありますが、それ以外は、一体何を見せられているのかよくわからないままエンディングを迎えたとしか言いようがない。
そもそも、この映画はミュージカル仕立てだという前提で見るべきだったのでしょうね。得意分野では無い事もありますが、必然性を求めないまでも、スクリーンに歌詞が流れるのは、私は駄目です(休憩時間と称して本編と関係ない歌がインサートされるのも)。
あと、歌の内容も照れ隠し的に展開を語る要素が含まれてるのも、観る方に馴れ合いを求めてる様で話に没入出来ない。
肝心のストーリーも、地方に左遷された銀行員の自分勝手な思考と行動に終始してるだけで、導入から展開、山場からオチまでの流れに何一つ共感する所がない。ていうか、ただ田舎嫌いの感じ悪いやつ、という終わり方で良いのか？！
金魚すくいというテーマも、別にあってもなくても良い内容だし、人物名だけで匂わせだが、舞台が奈良である理由も無い。
とはいえ、私はモノノフですので、作品以外プラス0.8でこのスコアでお慰み！次行こう次！
