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スノーシャーク 悪魔のフカヒレのYSKのレビュー・感想・評価

3.7
まずはジャケットを見てください「ぜんぶ鮫のせいだ。」と書いてありますね
大筋では合っていますが若干違います、正しくは「ぜんぶ鮫(映画ならばなんでも飛びつく日本人)のせいだ。」です
あんな作品やこんな作品、それもこれも日本人が無闇矢鱈と鮫映画に飛びついたりしなければ作られることはなかったでしょう、なんて罪深い人たち

見るまでもなく酷いことは見るからに分かるかと思いますが、それにしても酷い
老若男女どころか生きとし生けるものすべてが「これは酷い」と匙を投げること間違いなし
ここまで突き抜けたら誰が作ったとか誰が撮ったかなんてことは問題ではありません、強いていえば「ぜんぶ鮫(とコンマビジョン)のせい」でしょう

鮫映画だからということとは一切関係ない酷さ、水族館に行けば何十倍も素晴らしいものが手に入りそうな鮫の造形、これでもかとばかりに浴びせられる大量の血のり、「いかにも」な面をして出てきた割にものの数分で死んでいく自称専門家たち、まかり間違ったら次回作を作れるのではないかという皮算用が透けて見えるラストシーン、そして何より「酷い酷い」と言いながらニヤニヤ笑って「酷さ自慢」をするマニアたち!

このような映画よりもゴミに近い作品が持て囃されるのは全て日本人が見てしまうからです
『シャークネード』シリーズだってそうです、多額のジャパニーズマネーを内需にまわさずに海外へ流出させてしまうから不景気がとまらないのです、そうだわかった「ぜんぶ鮫のせいだ。」
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