おさる

再会の奈良のおさるのネタバレレビュー・内容・結末

再会の奈良(2020年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

何となく北野武っぽい部分があるなー、と思っていたら、音楽は北野作品をたくさん手がけた方らしく、
最後に突如流れるテルサテンは、突然日本歌謡を挿入してくるアキ・カウリスマキを想起させたり、
素人さんと覚しき人々が、所々配役されている感じは、河瀬直美映画を思い出し、
そういうわけで、ちょっと色々あれこれの工夫が散漫さにも思えたが、自分としては、奈良が映画で描かれているのが見たいという動機だったので、それなりには満足。

ただ、永瀬正敏が引揚者とか、歌う中国人女性が、満蒙開拓団の一員の子供だったとかは、2005年が時代設定としても、やや計算合わず、違和感が、、、。

映画のテーマとは関係ないが、スマホ・SNS時代の今なら、人探しはまずネット検索だろうから、2005年がこういう人探しモノを作るには、最後あたりの時代設定なのかなー、とは思った。
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