とんでもない映画です。
ワンカットが多いように見える。
どうやらこの映画はエキストラを一切使ってないらしい。
名優揃いなのも、ほぼ全員がオーディションを受けての配役だったそう。
まるで舞台を見ているようで、
そこかしこで芝居が動いてる。
カメラワークさえ喋ってる人間のアップに変えて、
明朝体でその人の名前と役職を添えれば
途端に「シン・クライマーズハイ」になるだろうって感じなほどに
テンポが凄い。
トランジションで監督が痛く悩んだように思える。
とにかく目まぐるしくって
出ている誰かだなんて名指しする方が失礼なほどに
本当に全員の芝居が完璧だと思う。
全部が気持ちよくって、
全部が最高です、この映画。
本当にあった事故の話を取り扱っているので
どこまでが脚色されているのかは分からないけれど、
やっぱり等々力と悠木とのぶつかりと和解だよな。
とんでもない芝居の応酬だよほんと。
役以上に、俳優として全員のいきいきときらきらした生き様を見せつけられたようなきがした映画だった。
本当に最高の映画だった。
本物って気持ちがいいな。