格言と箴言に満ちたクライム・サスペンス、割とコメディ風味。
事件に巻き込まれた3人がスタイリッシュに世界の闇を暴く話かと思っていたが割と鈍臭く、作品のテンポはもう少し良いほうが好みだった。でもそこは人それぞれ。
中盤に会話劇が少し多いきらいがあるが、芸術的なカメラワークがそれを飽きさせない。ひとりで画面をグッと引き締めるロバート・デ・ニーロが出てきたあたりからクライマックスのムードは一気に高まる。
関係ないですけど、先月の『ブレッドトレイン』よりもこっちのほうが伊坂幸太郎原作っぽいですよね。伝わります?